診療内容のご紹介|おなかとおしりの桜井クリニック

おなかとおしりの桜井クリニック お問合せ042-705-7333 受付時間9:00〜11:30/15:00〜16:30 ※木曜午前はレディース外来 ※日曜、祝日、第2・4土曜日は休診

からだにやさしい日帰り手術

痔やそけいヘルニアなどのおなかとおしりの病気にお困りで、「手術が必要な気もするけど、長期間入院に充てることは難しい」忙しいビジネスマンや自営業の方、小さなお子さんを抱えたお母さん、そして入院生活に馴染めないお年寄りの皆さん。
当院では、お身体への負担の少ない、入院による拘束時間を短くした日帰り手術を行います。


そけいヘルニア

そけいヘルニアとは、一般に“脱腸”と呼ばれる良性の病気です。小児と成人では原因が違い、治療法も異なります。小児のそけいヘルニアは加齢とともに下腹部から足の付け根(そけい部)の組織が脆弱になり、その部分からおなかの中にある腹膜が袋状に飛び出してくるようによっておこります。

そけいヘルニアの種類

そけいヘルニアには3つの種類があります。

外そけいヘルニア:そけい靭帯の上で、外側から出てくるヘルニア。そけいヘルニアでは一番多いタイプです。 内そけいヘルニア:そけい靭帯の上で、内側から出てくるヘルニア。 大腿そけいヘルニア:そけい靭帯の下から出てくるヘルニア。出産を経験した女性に多く見られます。

そけいヘルニアの症状

  1. 軟らかい膨らみが股のつけ根にできます
  2. 押したり,寝るともどります(平坦になります)
  3. 違和感や,時に痛みをともないます
  4. 嵌頓(かんとん:はまりこむ)ことがあります

そけいヘルニアにかかりやすい人

筋膜が弱りやすい人に発症します。

  1. 加齢
    特に40歳以上の男性
  2. 日常生活
    咳をよくする人 、妊娠している人、過激な運動をする人
  3. 職業
    おなかに力がかかる仕事、立ち仕事に従事する人
  4. 病気など
    便秘症、肥満、ぜんそく、慢性肺疾患

そけいヘルニアの手術方法

そけいヘルニアはお薬では治すことはできません。
当院では、クーゲル法(Kugel法)やダイレクトクーゲル法を採用しています。

クーゲル法について

形状記憶リングに縁取られたポリプロピレン製の楕円系メッシュで内側から腹膜を覆い、腸などが出てくるのを防ぎます。ポリプロピレンメッシュは40年ほど前から使用され、体内使用の安全性は確立されています。

従来法との違い

手術について

手術の流れ

手術後の日常生活について

  1. 手術したところに異常を感じたり、発熱があるときはすぐに医師にご相談ください。
  2. 手術をしたところは半年ぐらい少しつっぱり感がありますが、1年ぐらい経過すると気にならなくなります。
  3. 野菜屋水分を多くとり、便秘にならないよう心がけてください。
  4. なるべく下腹部に力がかからない生活を心がけてください。